内窓を付けた後も、ガラスやレールの掃除は必要です。
ただし、今までのアルミサッシと同じつもりで硬いブラシや強い洗剤を使うと、樹脂枠を傷めることがあります。
基本は「砂やほこりを先に取り、柔らかい布で拭く」です。
この記事では、内窓のレール、樹脂枠、外窓との間を掃除する順番と、施工店に相談したい不具合を説明します。
実際の作業では、設置した製品の取扱説明書を優先してください。
内窓を掃除する前に、製品と作業場所を確認する

最初に、使ってよい洗剤と手が届く範囲を確認します。
内窓の樹脂枠、ガラス、パッキンにはそれぞれ注意点があり、窓全体に同じ掃除方法が使えるとは限りません。
メーカー名と型番から説明書を探す
窓のラベルや引渡し書類でメーカー名・製品名を確認してください。
説明書では「お手入れ」「清掃」「使用上の注意」の項目を見ます。
表面に特殊な加工があるガラスやフィルム付きのガラスは、通常のガラスと洗剤の扱いが違う場合があります。
道具は柔らかいものを選び、窓を無理に外さない
柔らかい布、柔らかいブラシ、掃除機を用意します。
金属ブラシや金べらで汚れを削るのは避けてください。
重い障子を外す作業や、外へ身を乗り出す作業は日常の掃除と分けて考え、方法が分からない場合は施工店に相談します。
| 掃除する場所 | 最初にすること | 避けたいこと |
|---|---|---|
| 下枠のレール | 砂やごみを取り除く | 砂があるまま強くこする |
| 樹脂枠 | 柔らかい布で拭く | 溶剤や硬い道具を使う |
| ガラス | 表面加工の有無を確かめる | 説明書にない洗剤を使う |
| 外窓と内窓の間 | 開閉順と手が届く範囲を確認する | 無理に窓を外す・外へ乗り出す |
レールと樹脂枠は、砂を取ってから拭く

レールの砂やごみを残したまま窓を動かしたり、布で強くこすったりすると、傷や開閉不良の原因になります。
汚れを水で流そうとせず、まず乾いた状態で取り除きましょう。
乾いたごみを取り、残った汚れだけを拭く
- レールの砂やほこりを柔らかいブラシ・掃除機で取り除きます。
- 枠の汚れを柔らかい布で拭きます。
- 汚れが残る場合は、説明書で認められた方法で水拭きします。
- 中性洗剤を使った場合は洗剤分を残さず、最後に水分を拭き取ります。
Panasonicの内窓のお手入れ案内でも、砂ぼこりを除去したうえで柔らかい布を使い、汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤を使う方法を案内しています。
アルコール、シンナー、ベンジンなどは樹脂部の変色やひび割れにつながるおそれがあるため、自己判断で使わないでください。
掃除しても開閉が重いときは、調整を依頼する
ごみを取り除いても重い、窓が傾いている、鍵が掛からない場合は、汚れ以外の原因が考えられます。
力を掛けて動かしたり、説明書にない分解・注油をしたりせず、施工店へ症状を伝えてください。
ガラスと窓の間は、開閉順を決めて掃除する

「二重窓の間」は、外窓と後付けした内窓の間の空間です。
複層ガラスの内部にある密閉された空間とは違い、開閉できる窓であれば手の届く範囲を掃除できます。
内窓から順に開け、拭く面を一つずつ変える
内窓を開けて室内側と窓間の手が届く面を拭き、その後で必要に応じて外窓を開けます。
窓の開き方や配置により手順は変わるため、鍵や指を挟む位置も確認しましょう。
掃き出し窓では、足元のレールにつまずかないように注意してください。
窓が開かない部分や届かない面があっても、窓を外せば安全に掃除できるとは限りません。
高所の外側や重い障子の取り外しが必要な場合は、施工店に相談してください。
窓間の水滴は、どの面が濡れるかを確認する
内窓を付けても、室内の湿度や外窓の状態によって結露が残ることがあります。
水分は拭き取り、「室内側か、窓間か」「朝だけか、雨の日だけか」を記録します。
雨の日に枠や壁まで濡れる場合は、結露と決めつけず雨水の浸入も含めて点検を依頼しましょう。
掃除の頻度は、汚れと水滴の付き方で調整する

すべての家に共通する掃除の間隔はありません。
道路沿いで砂ぼこりが入りやすい窓、開け閉めが多い窓、水滴が付きやすい窓は、状態を見ながら手入れの回数を調整します。
季節の変わり目に、窓間と開閉も点検する
ガラスを拭くときに、レールのごみ、枠の変色、鍵の動きも一緒に確かめます。
冬は朝の水滴、梅雨時は室内の湿気にも目を向けましょう。
換気口をふさいで結露を防ごうとせず、必要な換気を続けてください。
不具合は写真と製品名を添えて相談する
掃除をしても水滴や変色が繰り返す、鍵や開閉に不調がある場合は、窓全体と気になる部分の写真を残してください。
製品名、設置時期、いつから症状が出たかを一緒に伝えると、施工店が確認しやすくなります。
内窓の掃除でよくある質問

掃除で解決できる汚れと、点検が必要な症状を分けて考えることが大切です。
特に、取り外しが必要な作業は窓の大きさや製品によって危険が異なります。
内窓のガラスを自分で外してもよいですか?
製品の説明書に取り外し方法があるかを確認してください。
方法が分からない、窓が重い、一人では支えられない場合は無理に外さず、施工店に依頼しましょう。
ガラスの中が曇り、拭いても取れません
まず、室内側・窓間側など、どちらの表面が曇っているかを確認します。
表面を拭いても変わらず、複層ガラスの密閉された内部が曇って見える場合は、日常の掃除では取り除けません。
製品名と写真を添えて施工店に確認を依頼してください。
設置前に掃除のしやすさも相談できますか?
内窓の種類や家具との位置関係によって、開閉や掃除のしやすさは変わります。
設置場所の写真を用意し、普段どの面を拭きたいか、窓をどの程度開けたいかを伝えると相談しやすくなります。
窓断熱リフォームのサービス、施工事例、補助金の相談案内も参考にしてください。
補助金を利用する場合は、掃除のしやすさとは別に、製品・工事・受付条件を契約前に確認します。
掃除や開閉のしやすさも含めて、八王子の内窓リフォームをご相談ください。
参考資料:Panasonic:内窓のお手入れ方法/YKK AP:内窓の使い方・お手入れガイド。
お手入れの可否は、お使いの製品の取扱説明書で確認してください。
